社会保険や労働保険に関しては、よほどのことがない限りオンラインで申請することが可能です。 しかし、私にご依頼くださるお客様は……その「よほどのことがない」状況に当てはまらない場合が多いのが現実です。
労働保険料は、社会保険料とはかなり異なる方式で納付します。
まず、会社が責任を持って納付するという点は社会保険料と同じですが (従業員負担分を徴収するとはいえ、最終的には会社が全責任を負って納付します)、 異なる点は以下のとおりです。
- 基本的に 年1回だけ納付します。
- 条件を満たし希望すれば 最大3回まで分割納付も可能です。 (社労士試験にも出題されますが、非常に手間がかかるため、実際に分割している会社があるのか疑問です。)
前年の労働保険料を確定して精算し、 今年度分の労働保険料を概算で計算して前払いします。 そして翌年、実際に支払った賃金を基に確定し、差額を精算する仕組みです。
原則として、申告書は 6月初旬頃に会社へ届きます。 そして重要なのは、その申告書に パスコードが記載されているという点です。
今回、労働局へ訪問した理由は…… この申告書を会社側が私に送付できなかったためです。会社担当者の方は、そもそもその書類を「見ていない」とおっしゃっていました。
他の申告であれば、知らないなりに書類を作成して提出することもできます。 しかし、この労働保険料申告書のオンライン申請システムは、 申告書に記載されたパスコードを知らないとログインすらできない という致命的な問題があります。
やむを得ず、労働局へ直接訪問すれば、手続き自体は迅速に進めることができます。 基本的には 12階で申告書用紙を受け取り、11階で書類を作成して提出します。
書類そのものは大した内容ではありません。
しかし……この「大した内容ではない書類」を入手することが、実は一番大変なのです。 ㅠㅠ
なお、今回掲載している写真とは異なり、 会社情報を提示すると 昨年度の申告額とパスコードが記載された用紙が渡されます。
つまり、写真にある用紙は 会社情報を提示しなかった場合に受け取る書類です。
私は今回、
- 会社情報が記載された(年度更新用)用紙 と
- 会社情報が記載されていない(確定申告用)用紙 の両方を受け取りました。

オンライン申請を行うためには、パスコードが必要です。
パスコードが記載された用紙は郵送でも送ってもらえますが、 到着まで非常に時間がかかるため…… 実際には、労働局へ直接訪問しないと受け取れないのが現状です。
なお、直接訪問した場合はパスコードがなくても申請が可能です。
……え?どういうこと??
すでに窓口まで来ているのに、 書類だけ受け取って自宅に戻りオンライン申請するべきなのか、 それとも、その場で手書きで記入して提出するべきなのか―― 迷うところです。
オンライン申請が便利だと思っている方もいますが、 実際には、
- 半角・全角の厳格な区別
- カタカナ専用入力欄
- ひらがな専用入力欄
- アルファベット専用欄
- 一時保存不可 など、さまざまな制限があるシステムを使っていると、 頭の上でラーメンが沸騰するほどイライラすることを思い出すでしょう。
そのため、手書きで提出できる状況であれば、手書きのほうがはるかに楽です。
オンライン化を進めると言いながら…… これは一体どういうことなのかと思ってしまいますが、 ともあれ、無事に申請を終えることができました。
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